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むなしい。
なんだろうか。
非常にむなしい。
最近そういう事が多い気がする。
こういう気分になりやすい。
諸行無常というか。
意味、意義が感じられない。
バイタリティが生まれてこない。
今日もぐったり。
一日の最後で一気に気分が落ちた。
プライドが無駄に高いのか、神経質な人間になったのか。
僕の根底には「怒りたくない」という抑制がある。
怒りは何だかとてもみっともない気がするから。
「叱る」なら良い。
でも「怒る」は自分の内面をさらけ出す。
弱さを見せる。
とても視野と心の狭い人間のする事。
そんな風に考えてる。
だから押さえ込む。
押さえ込んだ結果はどうなるか。
内から湧き出る怒りのベクトルを抑え、失くしてしまおうとすれば、当然抑圧するための力が必要となり、押さえ込むのにも力を使う。
怒りに使う力と抑圧に使う力が必要。
疲れます。
挙句、今まで「怒り」という感情をお皿から押しのけるわけで、そこにはどんな感情があるのか。
何もない。
そう、何もない。
寂しい感じ。
むなしい感じ。
悲しくなる時もある。
何もないから寂しくて、むなしくて、たまに惨めに感じたりして、悲しくなる。
そんな時は少し泣きたくなる。
でも、大体泣けないものです。
そこまでつらくなかったり、さっさと泣く事さえ抑圧するから。
心の中にあるコップに涙がたまり始めても、あふれる前に涙を注げないようにしてしまう。
注ぐのを止めようとする。
泣けば楽なのに。
結局そこまで追い詰められてないって事でもある。
「怒り」も「悲しみ」も抑圧してお皿から押しのけて、やっぱり何も残らずにむなしくなる。
そのお皿には「喜び」や「感動」みたいな感情はやってこない。
空のまま。
むなしいなぁ。