自分の勉強領域より私的な話を…。

え〜、ハンスセリエ博士によるストレス理論に始まり、それが発展した話をします。

みなさん、ストレスって何だかご存知ですか?
「あ〜、あのイライラっと来た時に生まれるやつでしょ?」
ノンノンノン…、そういう意見を言う人はナンセンスですよ。(軽く嫌われる発現ですね。)
語源は物理から来ているんですけど、心理学の世界では「人体(精神込)に負荷をかけ、不適応を起こさせる刺激」なんです。
具体例をあげると、友達との喧嘩、蒸し暑い夜、騒音、大切な人との死別、結婚、昇格、宝くじの高額当選などなど…。
良いもの、悪いもの、精神的なもの、物理的なものいろいろなんです。
んで、ストレスになる可能性がある物事の事をストレッサーと言うんですね。
上に書いたような具体例がそれに当たります。

ここで、頭の回転が早い人はストレスとストレッサーの違いについて疑問を感じると思うんです、この説明だと。
ストレスとストレッサーの違いは行動心理学を説明すればわかるんですが、

A(ストレッサー)→B(認知)→C(結果)

という心理学、特に行動心理をかじったなら必ず知っている式があるんですけど、Aというストレッサー(ストレスになる可能性のあるもの)が、Bというある人の認知(物の見方)を通過して、Cという結果が生まれるんです。
キーポイントはこのCの部分で、人によって物の見方なんて違いますよね?
つまり、人によって同じAがあっても、CがBの影響で変わってくるってわけですよ。
BによってCはストレスにもなるし、何も感じないときだってあるわけです。

これがわかると何が出来るか、なんですが、もし今の自分の結果に満足できなくて、でも結果を変える事ができなくて苦しんでいる場合、Bを変えれば良い、という事が理解できるわけですね。
この考えをもとに、他にもいろいろ認知行動療法とかもあるんですけど、省きます。
めんどいです。

で、ストレッサーの中でも、結婚や引越し、大切な人との死別、昇格などの事を「ライフイベント」なんて言ったりするんですよ。
このライフイベントって言うのは、心理学者たちによって、ストレスになった場合の点数なんかが決められてたりするんですよ〜。



はい、ここまでが前置きです。
え?
長い?
たまには超大作書きたいんだって。
最後まで読んでよ。

今日何が書きたかったかって言うとさ、ある事に気付いたの。
ストレッサー、否!(否じゃないんだけど…。)
俺にライフイベントが起こる!って事。

今日、隣の部屋でアニキが女の子と電話してたんですよ。
そのとき、話していた事なんですが、

「1月後半から3ヶ月ちょっと新しいバイトして、金ためたら一人暮らししようと思ってるんだよね。」

(ふ〜ん、一人暮らしかぁ。
 ついにアニキも一人暮らしねぇ。
 という事は部屋が広くなって自由に…。)

(ん?
 1月後半から3ヶ月ちょっと?
 2月後半、3月後半、4月後半、とちょっと…。
 俺の誕生月じゃん。
 5月。)

前の日記でも書いたんですけどね、うちのオヤジ、仕事やめるんですよ、5月に。
諸事情で。

何?
何で人の誕生月に二つも、家族がライフイベント起こすの?
何よ、それ?

別に誕生日ちゃんと祝えとかそういう事でなくて、何で俺の21回目の誕生月にそんな事すんの?
別にアニキがいなきゃさみしいとかってダダこねるような年齢でも心理状態でもないしさ、いい加減20歳超えたんだから親が仕事でどうこうなってるときぐらい負担かからないように努力はできるよ?

アニキ…。
まだちゃんと新しい仕事見つけられてないのに一人暮らし?
オヤジ、仕事やめんだから余計甘えらんないぜ?
家にいるより金かかるよ?
貯金あんの?
おふくろいなくて朝起きられんの?
イライラたまっちゃうんじゃね?
飯作れるだろうけどめんどくさがってコンビニ食に頼っちゃったりしねぇ?



ダダはこねないけど、いざいなくなる可能性が近付いてくると、何か寂しいな。
家の状態、この先どうなるか不安だし。

2006年5月。
俺の21回目の誕生月。
オヤジ、生涯2度目の退職。
アニキ、もしかしたら巣立ち。
自分、本格的に就職活動が始まっている。

何か…、入岡家の厄年は今年も続きそうな気がする。
うち、暗い家になりそうだな。
精神的にも、物理的にも。
今までが明るすぎたのかな、うちは。
離れても変わらないものかな、入岡家の絆は。
たまにオヤジとアニキ、異常に譲り合いのない喧嘩してるしな…。
オヤジはオヤジでキレるし、アニキはつまんない意地はるし…。
俺んち、大丈夫かなぁ…。
アニキが家出たら絶対おふくろ不安定になるだろうしなぁ…。

何か泣けてきたなぁ。
不安だなぁ。
嫌だなぁ。