Dissociative Identity Disorder

ディスソシエイティブ アイデンティティ ディソーダー、日本名、解離性同一性障害(以下、DID)。
通称、多重人格。
以前は多重人格性障害といわれていた。

前の日記でも触れた事なかったかな?
ふとPCをいじりながら思い出した。

過去、二人ほど会った事がある。
まぁ、変な意味を含めれば30人近くに会ったと言って良いのかもしれない。
ただ、体は少なくとも二つ。

二人とも昔の彼女だった。

始めはまったくそんな気配ないもんなのかな。
まさかそうだとは思わなかった。

DSM-Ⅳ-TR(アメリカ精神医学会制作)にはこうある。

A.2つまたはそれ以上の、はっきりと他と区別される同一性、または人格状態が存在する。
B.これらの同一性または人格状態の少なくとも2つが、反復的に患者(の体)を統制する。
C.重要な個人的情報の早期が不能であり、それは普通の物忘れでは説明できないほど強い。
D.この障害は、物質(アルコール中毒時のブラックアウトなど)や他の一般身体疾患の直接的な生理学的作用によるものではない。

他の病気にくらべ、比較的診断基準数が少ないのが印象だ。

現在の統合失調症(以前は精神分裂病)と間違われる事が多いらしい。

DIDの原因はとても悲惨なものだ。

10歳未満に心的外傷(いわゆるトラウマ)になるような事を経験している事。
その大半が親からの虐待。

DIDの発症率は女性の方が多い。

父親からの性的虐待がその原因の大半であるとされている。
そして大体の場合、母親も無関心であったり気付いてない事が大半だ。

DIDは火や救急車の音が嫌いだ。

その内容はたいてい非日常的なものである。
救急車なんて普通に暮らしていれば他人事だろう。
それが恐怖になるという事は、その事柄が嫌な記憶に直結している。

俺個人の私的観点だが、世の中にDIDは潜在数がかなりのものなんじゃないかと考えている。
発覚する事があまり多くないし、医療機関に行く人もそう多くない。
その存在が悪ではないが、やはりDIDがいる、という事はそれと同じ数だけの悲惨が世の中にあるという事だ。
けして好ましい事ではない。

TVで一時期特集されていた事もあったが、あぁいった類はだいたい脚色がひどい。

不足の自体でそうなる事はやむないが、意図的な事からの発症は減る事を祈るばかりだ。

参考資料およびHP
DSM-Ⅳ-TR

解離性障害と生きる
http://dissociation.xrea.jp/

解離性同一性障害
http://www.kyushu-id.ac.jp/~hoken/Shiori/97Kairisei.htm

解離性同一性障害
http://f17.aaa.livedoor.jp/~etsubu/did.html