自己催眠

え〜、前回の日記で、「自己催眠とは?」といった質問が出たため、それを今回の日記の題材にしたいと思います。

その前に、ちょっと催眠についてもう少し詳しいお話をしておきましょう。

前回、催眠をかけるためには信頼が必要であるとか、本人の倫理に反する事はできないといった事を書いたのですが、催眠にあたり、もうひとつ重要な要素があります。

それが変性意識状態。
別名トランス状態とも言うのですが、誰しもが経験した事のある状態と言って良いでしょう。

つまらない授業を経験すると、寝る人がいますね。
最初は先生の声が耳に入っているから大丈夫、なんて思ってるはずが、だんだんウトウトしてきて、先生の声もぼんやり…。

これがトランス状態です。
このぼんやりウトウト状態がトランス状態なんです。
いわゆる寝ぼけた状態と言っても良いかもしれません。

催眠を成功させるためには、このトランス状態にいかに導くか、が問題となってくるわけです。
火を見つめさせたり、数え下げをさせたりしてこの状態にするのが一般的です。

んで、ここからが本題。
催眠とは主に、誰かの手助けによって行われるものをさします。
ただ、結果的にはトランス状態になるため、自己催眠と催眠の差は大したものではないです。
催眠は、他者の助力を得てトランス状態になるもの。
自己催眠は自分の力だけでトランス状態になる事なんです。

ただ、トランス状態になった事のあるって自分で言える人ってほとんどいません。
これはトランス状態と通常の状態が明確でないため、いつトランス状態になったかわからないためです。
気づいたらなっていた、が普通。
それから、催眠をかけられた事がないからわからない、というのも一要因でしょう。

機会があれば一度催眠を受けてみると良いかもしれません。
この自己催眠というのは、できるようになるといろいろと用途があるんです。
ストレスコントロールを初めとする自己開発に使う事ができます。

自己催眠で一番(?)有名なものと言えば自律訓練法じゃないでしょうか?
あれは心身の正常化に大きな力を発揮してくれます。

ストレスや性生活、上がり症なんかで悩んでいる人は一度調べてみる事をお勧めしますね(^^*